2014年 02月 09日
私の癌の診断は「針生検」で確定されました。 針生検とは… 局所麻酔をした胸に注射器のようなバネ状の器具を刺して採った細胞を調べるという方法のこと。 これにより、2012年2月10日の診断で「2.4センチ」の癌であることが分かりました。 針生検は、通常の検診で行うことは珍しいため一般的に乳癌の検診は「マンモグラフィー」というX線検査が行われます。 私も、このマンモグラフィーを2011年に一度、癌確定診断を受けた後に手術予定の病院での検査で一度、合計二度受けたのだけれど、これが大変なトラウマとなっていて、今思い出すだけでも貧血で倒れてしまいそうなレベル。 これから検診を受ける予定の方、怖がらせてしまったらごめんなさい。 でも、私の友達などは痛みもなく平気だと言っていたので、こんなケースもある、程度に読み流して貰えればと思います。 ちなみに、二度受けたマンモグラフィー検査は共に女性の技師さんでした。 いまは女性の技師さんが結構居るみたいです。 男性の技師さんに乳を潰されるのを想像すると泣きたくなるので、また検査する事があれば(定期的にやるのだろうけど)女性の技師さんをリクエストしようと思いました。 * 2011年の検査のこと。 上半身裸になり検査着に着替える。 ![]() このような平らな板とガラスのような板の間に乳を挟んで検査します。 ![]() この板は回転するようになっており、乳を縦、横のそれぞれに挟んで検査できるようになっています。 左右の乳を縦横2回、合計4回撮影します。 ![]() これが… 大変な激痛です… ペチャンコになるまで潰される訳なのですが、 ちょっと私の知り合いの人は想像して欲しい。 純真な、あどけない、第二次性徴の途上であるような… 一言で言えば中学2年生から一切成長していない少年のような身体の持ち主である私の薄い胸をどうやって潰すというのか。 かつて付き合っている人に「犯罪を犯しているようだ」と発言された逆ダイナマイトボディの私にとっては、マンモグラフィー検査は大変な苦痛で、思い出すだけで辛い。 さきほど、「私の友達などは痛みもなく平気だと言っていた」と書いたのはそういった理由で、一般の女性らしい身体の持ち主であればきっと痛みは少ないんだと思う。 ちなみに、乳房の全摘出をした母親も定期的にこの検査を受けているのだけれど、摘出した側も検査するんだそうで、その痛みは想像を絶するものがある。 このようにはならず ![]() こうなるわけで(胸の大きさに注目、盛ってますが)、当然ペチャンコ状態にする為の肉を集めるだけで一大事。 ![]() 女性技師さんも頑張ってくれるのだけれども、いかんせん私のペッソリボディー(造語) 痛みの後、 手足の血の気が引いていき、 目の前が真っ白になった。 ![]() 次の瞬間、私は上半身裸で病室にぶっ倒れていた。 ![]() 脇から滝のような汗を流し、顔は真っ青、手足は冷たい。 そして号泣。ゴミのような状態で車椅子で運ばれる。 ![]() 本来であれば左右の乳を縦横2回の合計4回撮影するところだが、1回目でこの有様である。 検査の精度は落ちるが、縦1回づつを何とか撮影して終わった。 ちなみに、2012年に受けた検査でも、同様にぶっ倒れた。 実に情けない。 今月、病院に検診に行くのだが、 手術後まだ一回もしていないマンモグラフィーもやるのかどうか、今から不安で仕方がない。 ![]() どうでもいいけど、あの滝のような脇汗は一体なんだったんだろうか。 それでも、マンモグラフィーは受けましょう! ポチッと押してくれると更新の励みになります↓ ![]() にほんブログ村 #
by majissukaaa
| 2014-02-09 21:15
| 癌闘病
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2014年 02月 07日
こんばんは、つじです。 このブログについての説明を何も書いていないという初歩的なミスに気付いたので、今日は少しその部分について触れさせて頂きます。 簡単に自己紹介をします。 名前は「つじ」と言います。 下の名前は今のところありません。 ![]() 職業はしがないOLです。 年齢はプロフィール欄の文章から推察していただければと思います。 (先日、会社の人に「28歳位だと思っていた」と言われたのが自慢なので、以来その人の事を露骨に依怙贔屓しています) 趣味は飲酒です。ほぼビールしか呑みません。 好きな銘柄は黒ラベルとスーパードライ、好きな肴はセロリの漬物です。 ![]() 落語好きです。 休日は寄席に行くのが趣味です。 特に好きな噺家は柳家喬太郎や橘家文左衛門です。 ![]() 10年来(いや、もっと)のプロレス好きです。 メジャー、インディー、女子も好きです。 四角いジャングルで戦う全てのプロレスラーを尊敬しています。 ![]() 最近は、完全な食わず嫌いで昔から唯一観なかった団体であるDRAGON GATEの魅力に今更気付いた為、よく観戦しています。 華麗な蹴りと素晴らしい受け身のBBハルク選手を推しています。 音楽が好きです。ライブハウスに行くのが好きです。 NUMBER GIRLというバンドが私の青春の全てでした。 北海道のライジングサンロックフェスティバルの第一回目に行った事を今でも自慢げに語るあたり、もうBBAなんだと痛感します。 最近のインディーズシーンには疎いのですが、 大森靖子さんと、うみのては見続けていきたいアーティストです。 ![]() ラジオ好きです。 JUNKは伊集院光、爆笑問題、山里亮太。 安住紳一郎アナウンサーの日曜天国、 久保ミツロウ&能町みね子、オードリーのANNが好きです。 以上、とっ散らかった趣味を持つ私ですが、 現在癌と戦っている方や、これから治療を始めるにあたって抗癌剤の副作用への恐怖、脱毛のことなど不安に思っている方。 全身の毛が抜けたらメイクはどうするの? 仕事を辞めなくてはならない? そんな方々に、自分の経験をお伝えすることで少しでも不安が緩和されればと思ってブログを始めました。 イラスト(とは呼べないほどのうんこみたいな落書きだけれども)と共に治療期間を振り返ります。 OL生活と飲酒でてんてこ舞いのため、頻繁な更新は難しいかも知れませんが、ボチボチ描いていきます。 ![]() 大丈夫、簡単には死なないし、意外と普通に生活出来るもんです。 ビールも呑んでたし、ライブハウスで踊れたし、一年半ヅラだったけど案外バレなかった。 このブログが、不安と戦う癌患者の皆様とそのご家族の方、そして16年間近くて遠い場所にいるナタリーにいつか届くことを祈って。 ↓ナタリーって誰だよ!と思った人はポチッと押してくれると更新の励みになります! ![]() にほんブログ村 #
by majissukaaa
| 2014-02-07 21:53
| はじめに
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2014年 02月 06日
癌の告知を受けても、 取り敢えずビールが呑めるのかどうかを気にしていた緊張感のない私なのですが、一緒に説明を聞きに行ってくれた母が、説明を聞き終わりクリニックの待ち合い室に戻って、ポツリと呟きました。 ![]() そう。 実は、私の母親も数年前に左の乳癌を患い、全摘出手術をしている。 現在は五年間のホルモン剤治療が終盤に差し掛かっているところなのです。 ![]() 「いや〜、だってそりゃ親子なんだから似てる所もあるでしょ!う〜ん、やっぱり血が繋がってるんだね!」 というフォローなのか何なのか、我ながら意味不明の相槌を打ちながら、帰路についた。 せっかく会社を休んだので昼からビールが呑めるカフェに行こうと無理やり誘い、母親と向かう。 ![]() ![]() 途中、相変わらず阿呆な話をしつつも、その日は何だか母親の横顔をまともに見ることが出来なかったのを今でも思い出す。 母は偉大と思った方はクリックして下さると更新の励みになります!↓ ![]() にほんブログ村 #
by majissukaaa
| 2014-02-06 00:25
| 癌闘病
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2014年 02月 05日
クリニックにて告知を受けた時のこと。 ![]() 「癌」という言葉を浴びても、私は意外と冷静だった。 取り乱し具合は、何故だか前日の方が激しく、 ![]() 「癌ですよ」と言われても、 「あ、そうなんすか」とどこか他人事のように診察室で何故かニヤニヤしてしまう始末。 こんな時はどんな顔をすれば良かったのか。 どんな振る舞いをするのが点数が高かったのか今でも分からない。 いっそ世界の終わりのように、負のオーラを纏って落ち込み、言葉を発さないであるとか ![]() 或いは、泣き崩れて叫ぶとか ![]() そのようになってしまう人の方が多いのかもしれないと思う。 当然だ。 「癌」という言葉は「死」に直結するイメージを持つ。 動揺して当然のことだ。 私が不思議と冷静だった理由。 それは単純に、「死」と「自分」がどうしても結びつかなかったからなのである。 自分には「死」は関係ないから、「癌」だとしてもまぁ平気だろう、くらいに、実にお気楽に考えてしまったのだ。 (おかげで治療期間も乗り越えることが出来たと思う) そういった訳で、癌宣告された直後の私は、 こうでもなく ![]() まして、こうでもなく ![]() こんな感じだった。 ![]() 癌宣告の直後にした最初の質問は以下のとおりである。 私「あの…治療をするにあたって食事の制限とかありますか…?」 女医「と言いますと?」 私「お、お酒とか…」 そう、何を隠そう私は無類のビール好きなのである。 クリックしてくださると更新の励みになります!↓ ![]() にほんブログ村 #
by majissukaaa
| 2014-02-05 22:05
| 癌闘病
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2014年 01月 29日
私は母親と共に、某クリニックに居た。
![]() え? わたしがですか? * 前日の午前中、月に一度も鳴らない携帯電話が鳴った。 ![]() 「検査の結果が出ました。 出来れば…、あの…ご家族の方と明日お越しください」 こ、これは… ドラマとかでたまに見るやつだ… 会社に半ベソで電話 「明日、休ませてください…」 「病気の検査で…去年も行ったんだけどその時は良性で…でも今回、家族と結果を聞きに来いって…うぅ…」 私の涙声につられて、対応してくれた総務のNさんも涙声になる。 芯が強くパワフルで、とても優しいNさんの言葉が心を揺さぶり、救われた。 とんでもない量の鼻水が出たことを記憶している。 ![]() 遡ること数週間前 私は冒頭のクリニックの待合室に居た 家から一時間半ほどかかる場所にあるクリニックだ。 去年もここで検査を受けた。 身に覚えがあったからだ。 その時の検査結果は「良性の腫瘍」 安堵した。 でも、これ絶対おかしい… ある時から日々思うようになった。 この出っ張ってる部分、おかしい…。 絶対、おかしい。 一度不安に思うと、その気持ちはどんどん大きくなり、友達と遊んでいる時も、仕事中も、寝ている時、酒を呑んでいる時でさえ気になって仕方なくなった。 気になりはじめたら、どうしようもなくなって また慌てて検査を受けに行った。 それが2012年1月のことだった。 昔から悪い予感だけは当たる。 人生ロクなことがなかった。 学校もまともに続かないし金はないし男運も悪い。 この時も、付き合っていた人にフラれて廃人状態になった直後だった。 案の定だ。 また外れクジを引いた。 #
by majissukaaa
| 2014-01-29 23:28
| 癌闘病
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アバウト
![]() つじです。2012年2月、30歳になってすぐに乳癌と診断されました。術前抗癌剤、外科手術、放射線治療を経てホルモン治療はせずに現在経過観察中です。まだまだ死ぬ気配はありません。ビールを愛しています。 by majissukaaa カテゴリ
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