つじのポンコツ日記

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2014年 05月 29日

普通の女の子に戻ります

鏡に映る自分の姿に戸惑いを隠しきれないまま、風呂から上がった。


髪の毛は2割程度しか残っていない。


一瞬で、とんでもない量が抜けてしまったのだ。

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50代の中間管理職のような風体に、思わず自分の中の第二の人格が現れ出しかけた。
このメンタリティ、危険だ。
危険すぎる。


そして、切実な問題に直面するのである。

いつもと同じように髪の毛を乾かそうとしてドライヤーを使う。
ところが…

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熱い。
とにかく熱い!

皮膚に直接、熱風が突き刺さる。

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堪らずにタオルで乾かそうとするけれども
タオルドライする度に、またどんどん髪の毛が抜ける。


今度はドライヤーの冷風で乾かそうと試みる。

しかし身体が冷えてクシャミが止まらない。


そうか…
もうハゲた私にドライヤーなんて必要ないんだ…


全てを悟った私はステージに立ち、ゆっくりと客席を見渡して、そっとドライヤーを置いた。


そして、声にならない声を口の中だけでそっと発した。


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「普通のハゲた女の子に戻ります」


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こうして、ドライヤーを封印したのは2012/4/11の出来事。




続いて私には早急にやらなければならない事があるのであった。



つづく。






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by majissukaaa | 2014-05-29 20:26 | Comments(17)
2014年 05月 21日

ハゲてますやん

抗癌剤投与からちょうど二週間。

白血球の低下による入院中に頭皮を襲う軽い痛み、
感覚もなくスルスルと髪の毛が抜け始めた。


「きたか」


目ん玉飛び出るようなエピソードを数々残し消滅した伝説のプロレス団体「WJ」での長州力の謎の一言を思わず発してしまう程に、その時は残酷にもやって来た。
(WJについては各自検索して調べて頂けると嬉しいです)


幸いにも白血球の値は正常まで回復し、無事に退院が決まった。
2012年4月9日の出来事である。


入院していた6日間、入浴は出来ず身体をタオルで拭くだけの日々であった為、頭の痒さと臭さは限界をとうに越えていた。

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自宅に帰り一番にしたかった事は頭を洗うことだった。

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実に一週間ぶりのシャンプーは本当に気持ち良くて、面白い位に泡が立って頭皮の汚れが浄化されていく感覚を憶えた。



しかし、髪の毛が次から次へと抜けていき、指に絡まる。
100本や200本どころの話では、ない。
それがいつになっても止まることはない。

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足元には、シャワーのお湯と共に毛が流れ落ちていく。
延々と。それはもう延々とである。

指の間に絡まり、毛だらけになった手から毛束を纏め、捨てる。
すぐに又、手は毛だらけになる。
毛束を纏めて、捨てる。

その繰り返しである。

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あっという間にお風呂の排水溝はとんでもない事になってしまった。



こうして、一瞬にして全体の8割の髪の毛が抜け落ちてしまったのである。


こんなにも一瞬で抜けてしまうとは思っておらず、心の準備が出来ていない状態で鏡に映った自分の姿を観て愕然とした。

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ハ、ハゲてますやん…!!



自分の中では、特に後頭部の抜け方が惨めすぎて悲しくなった。
頭だけ見たら、疑う余地もなく50代男性である。

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こんなにすぐに、ゴッソリと髪の毛が抜けてしまうとは思わなかった。
徐々に抜けていき、そのうちヅラを被ればいい、そう思っていた。
考えが甘かったのだ。

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兎にも角にも、ハゲてしまったからには仕方ない。
ハゲても会社には行かなくてはならない。
食い扶持を稼がなくてはならないのだ。


って言うか、本当に…


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…ハゲてますやん!!







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by majissukaaa | 2014-05-21 20:59 | Comments(20)
2014年 05月 14日

脱毛がはじまった

入院生活も5日を過ぎる頃、そろそろ退院出来るまでに回復したのだけれど、風呂に入ることが出来なかった私は頭の臭さと痒さが頂点に達し発狂寸前だった。

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毛嫌いしていた中年男性特有の香りが、今は自分から発せられている…
しにたい…



頭の痒さが、ピリピリとした軽い痛みである事に最初は気付きもしなかった。

例えるなら、ロングヘアをお団子状に纏めている時の皮膚が引っ張られるような軽い痛みであったと記憶している。

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それは徐々にはじまっていたのだ。


無造作に髪の毛をかきあげた手にビッシリとついた抜け毛を見た時に、ようやく分かった。

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抗癌剤による脱毛が始まってしまったのだと。


髪の毛を一本手に取り、抜いてみる。
なんの感覚もなく、プツッという音が頭の中に響き、抜ける。

また数本、手に取って抜いてみる。
やはり、全く痛みもなく、簡単に抜ける。

プツッ、プツッと、頭皮から毛髪が抜ける音が頭の内側、頭蓋骨と共鳴して、頭の中に振動として伝わる。


そこに痛みは、全く無いのだ。


それではと、調子に乗って100本を越える髪の毛の束を手に取り抜いてみる。

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やはり何の痛みもなく、髪の毛の束はゴッソリと抜けた。
耳の上付近、そこだけツルツルに何も無くなってしまう。


一発芸として家族に披露してみたのだけれど、一切笑って貰えないばかりか、涙を滲ませられた為、もうやらない事にした。



思えば、初回の抗癌剤投与からちょうど二週間が経過していた日の出来事だった。


抗癌剤の注意書きに記載してあるとおり、キッチリ二週間で髪の毛が抜け始めたということだ。


スゲー、スゲー、人間ってスゲー!
人間の身体とは、なんとしっかり出来ているものなのだろう。
なんて感心してる場合じゃない。
だったらもっと健康で丈夫な身体をくれよな、チクショー!

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こうして、遂に脱毛がはじまった。






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ゴッソリ髪の毛が抜け、ツルツルになった耳の上はちゃんとフサフサ毛が生えてきたので一安心です。
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by majissukaaa | 2014-05-14 14:54 | Comments(12)
2014年 05月 05日

熱を下げる方法を尻たい

室内の簡易トイレを使うことの無いまま一日が経過した。

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私が入院している個室の向かいにはちょうど女子トイレがあった。

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扉を出て数歩で行ける距離である。

室内での用足しにどうしても抵抗があった私は、医師の言いつけを破り面会謝絶の個室からの突破を何度も試みていた。

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が、しかし、回診の医師やナースコールの対応に追われる看護師さん等、行き交う人が意外に途切れない。

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運良くトイレに辿り着けても、今度は個室に戻れないという非常事態も想定される。
個室からの突破は、結局未遂に終わったのである。


波のように迫りくる便意に負け、簡易トイレで用を足す。

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が、しかし。


段取りが悪く、まさかの個室カーテン全開という始末。

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その時に入院していたのは7階だった為、往来の人と目が合うようなことは無いものの、向かいにはビルが何棟か建っている状況。
向こうもカーテンが開いていようものなら、用を足す姿が丸見えという悲劇も想定される。


また、病院の窓拭き業者による清掃作業も週に一度ほど行われていた為、万が一このタイミングで来てしまったらと思うと、呑み会で絶対にスベらない話が一つ手に入ったところだけれども、幸いにも窓拭きお兄さんは現れなかった。


しかし、眼下に海を望む病室で青い空を眺めながらするトイレは実に非日常的で不思議な感覚があった。

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開放感は格別で、暫くのあいだ悦に入った。


用足し後は、ナースコールでトイレの掃除を頼むのであった…。

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骨髄抑制による高熱で入院していたわけだが、当初なかなか熱が下がらなかった。


白血球の値自体はすぐに回復したが、熱が下がらないので体力を奪われるし身体のダルさが抜けない。
正直とても辛かった。

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見かねた看護師さんが心配してくれ声を掛けてくださる。

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座薬で熱を下げることも出来る、とのことである。

抗生剤の点滴もしているし、きっと翌日には熱も下がるだろう…
強がって座薬は断る事にした。

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が、熱が全く下がる気配が無い。

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結局…。

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他人に座薬を入れてもらうのは初めてだし、肛門に異物を挿入する経験も滅多に無い為、恥ずかしくて死にそうだった。
小学生の頃、母親にギョウ虫検査のシールを肛門に貼ってもらった以来の出来事である。

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「ツルン」



まるでそんな音を立ててボルタレン座薬がお尻に元気良くIN。

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「あ〜なるほど」
と文章に微妙に肛門っぽさを含ませているうちに終了。

効力は絶大で、一時間もしないうちに大量の発汗と共に熱は下がったのでありました。



…以上、今回は尻周りのお話を中心にお届けしました。





次回予告
「そして脱毛がはじまった」





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by majissukaaa | 2014-05-05 14:29 | Comments(16)