つじのポンコツ日記

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2014年 03月 29日

三日坊主

【三日坊主(みっかぼうず)】
物事に飽きやすく、長続きしないこと。
生半可な気持ちで僧の修行に入り、厳しさを乗り越えられずたった三日で再び俗人に戻ってしまうことが由来。




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初回の抗癌剤を投与した翌日、わたしは自宅に戻った。

どういった副作用や、体調の変化があるのか全く検討もつかなかった為、取り敢えず会社には一週間休みを貰うことにした。

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会社を辞めたり、長期療養をする人も居るようだけれど、
わたしは独身で彼氏も居ないし、老いた両親に迷惑を掛けるわけにもいかず、頼れるのは自分だけ。
働いて金を稼がないことには、癌ではなく貧乏で死んでしまう。
仕事は絶対に続けたかった。


抗癌剤の副作用には個人差はあるが、有る程度のパターンがあるらしいというのはネットで情報を仕入れていた。

ガクッと具合が悪くなる時期、徐々に回復してくる時期、自分のパターンを知ることはとても大切らしい。


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看護師さんに言われて、治療の手引きと体調の記録をつけることの出来る冊子を頂いた。
日々の体温や血圧、吐き気の有無や、手足の痺れといった体調の変化を記録をすることができるのだ。

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赤い色をした薬による血尿事件のあとは、顔の火照りと吐き気、微熱が続いてた。

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投与初日と翌日のダルさは、今までのどの二日酔いでも経験したことの無い独特の感覚だった。

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自宅では基本的に、ラジオを聴いて漫画を読んで寝て食って糞をするという生活を送ることになる。
普段は全く見なかったテレビを見る機会も増えた。

3日目になると、ダルさはやや軽減されたものの猛烈な睡魔により、ほぼ一日を寝て過ごした。

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4日目になると、熱も平熱に戻り、徐々に食欲も戻ってきた。

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5日目にもなると、どういう訳か今度は食欲が増してどうしようもなくなる。
普段食べたいと思わない甘いものやお菓子を異常に欲するようになり、一日中なにかを食べてしまった。


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6日目には、多少のダルさはある気がするが、もう暇を持て余してしまってソワソワ、落ち着かない。
会社の皆が恋しくて堪らない。
年度末の忙しい時期ということもあり、仕事の事が気になって仕方が無い。


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という訳で、抗癌剤の投与から一週間後、普通に会社に行くことにした。

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結構体調が安定しているんじゃないだろうか?
この調子なら、今までと変わらずに仕事が出来るのではないか?

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そんな余裕から、僅か一週間での会社復帰になったのだけれども、これは結果的に非常に甘い考えであったことを思い知らされるのである。

が、この時のつじはそんな事は夢にも思っていなかったのである。





ところで、
看護師さんに言われていた体調の記録の冊子を、このブログの為に二年振りに引っ張り出してみた。


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【三日坊主(みっかぼうず)】
物事に飽きやすく、長続きしないこと。
生半可な気持ちで僧の修行に入り、厳しさを乗り越えられず三日経ったら再び俗人に戻ってしまうことが由来。






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by majissukaaa | 2014-03-29 17:01 | Comments(12)
2014年 03月 22日

病室の風景

以前の記事でも書いたが、たった二日間の入院でありながらも、とにかく暇を持て余す時間が多かった。

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院内の徘徊にも限界がある為、病室のベッドに居る時間も結構多かった。


病室は6人部屋だったのだが、ふと、カーテンで仕切られた左右のベッドから話し声が聞こえてくるのに気付いた。

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どうやら、このような位置関係で左右に老婆が配置されているようだ。

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困ったな…





ところで、入院初心者の私が持つ「女性の相部屋」の勝手なイメージは概ね次の通りである。


・お婆さんがミカンや、お菓子をくれる
・隠れて煙草を吸っているところを見つかるヤンチャ娘(スウェット着用)
・「私ももう長くない」という話を何度もしてくるお婆さん(しかしずっとピンピンしている)
・孫の嫁にどうかと勧められる
・患者同士の仲良しグループや派閥が存在し、ロビーでのTVチャンネル争いが激化する





私は初対面の人とも割と気さくに会話が出来るし、コミュニケーションに関してはそこまで心配する必要はないと自負している。
知らない人と意気投合し、その後長年の友人になった、なんて経験もある位だ。


ただ、それには一つ条件がある。


「飲酒時に限る」だ。


素面の私は、ガソリン(麦酒)が補給されていないポンコツ車。
ガラクタ同然、泥人形以下なのであります。


「そうですね」
「すごいですね」
「へぇー」

この、3つの相槌をランダムに打つだけの人間の形をした肉の塊。


しかし、この病室ではそんな事は許されない。


仲間外れにされてしまったが最後、一体なにをされるか分からない。


ヒルナンデスが観たくてロビーに行っても、リモコンが細工されており地域の高校の合唱コンクールを放送するケーブルテレビしか映らない。
食事についているミカンが毎回何者かによって勝手に食べられている。
ナースコールの音が、世界ふしぎ発見のひとし君人形ボッシュートの音に変えられる。


等々の身の毛もよだつ嫌がらせを受けるに違いない。



まぁ、実際にはそんな事はある訳は無いのだけれど、この調子だと、もう絶対に話しかけられる雰囲気プンプンだ。

失敗は許されない。

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そして、遂に会話の波に飲まれる瞬間がやってきてしまったのである。

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渾身のごますりトークは見事にスルーされ私は散った。



こうして、噛み合わない会話はその後暫く続いたのであった。

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by majissukaaa | 2014-03-22 22:00 | Comments(6)
2014年 03月 16日

はじめての抗癌剤

2012年3月23日

午前10時頃に抗癌剤投与についての説明を受ける。

投与する1時間前に吐き気止めのカプセルを服用するのだという。

更に、吐き気止めの点滴を打ってから抗癌剤の点滴をするとのことだった。
終わりには血管内を流す為に(なのか?)生理食塩水を点滴する。

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こんな感じです。
トータルで2時間弱だったと思う。

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ちなみに、服用する吐き気止めのカプセルは「イメンドカプセル」というもので、抗癌剤投与前と、投与翌日&翌々日の午前中にも服用する必要がある。
ちなみにこれ、保険適用でもビックリする位に高い代物だった。

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「イメンド」を「めんどい」に掛けた渾身の駄洒落を華麗にスルーされながら、ついに点滴が始まるのであります。

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そしてこの時、身体中に謎の管的なものを装着された。
心拍数?とかをチェックするらしきカラフルなチューブ達。

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しかし、このエピルビシンって薬はとんでもない色をしている訳です。

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こんなものが身体の中に入るなんて、どうにも信じ難い。
血管の中に入るんだよな?
なんだか、めっちゃスリリングなんですけど…!
ていうか、怖いわ。


ちなみに全身の様子はこんな感じでした。

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初回の抗癌剤なので、重大な副作用が無いかをチェックする為に、全身には管。片手には血圧計。
なんだかとっても病人っぽい。

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投与がはじまってからは特にする事も無いので、ベッドで大人しくしているか、点滴と逆側の手で器用にスマホで2ちゃんねるのまとめサイトを見る位しか基本的にやることはありません。




正午を跨いだ為、食事もこのままの状態で取ることになりました。

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出てきた食事はこれです。

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容器にパンパンに詰まった焼きそば。



…。


実は初回の抗癌剤の後、副作用による体調不良や、脱毛といった出来事があった為、焼きそばを見るだけでそれらの出来事を想起してしまい、暫くの間焼きそばを見るだけで吐きそうになるというトラウマを抱えていました。
今も自分からは進んで食べることはありません…焼きそばに罪は無い…。

これが白米やお魚、お肉じゃなくて本当に良かった。
なにも食べられなくなるところだった。
焼きそばは人柱となったのだ。(そば柱か?)




点滴が終わりかけた時に、猛烈な尿意に襲われてしまった。
どうしても辛抱ならなかった為、点滴をしたままトイレに駆け込む私。

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そこで事件は起きる。

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け、血尿か!?と大パニック。

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そ、そうか…抗癌剤のせいか。
こんな色の薬だから尿にも色が出るんだな。
冷静さを取り戻して、病室に戻り、程なくして点滴は終わった。



案外、あっという間に終わったし血尿問題以外はこれといって体調の変化も無いため、いささか拍子抜けだった。

血圧は普段から低めで95/60位なのだが、この時は少し高めなだけだった。
心拍数も正常、特に問題はありませんでした。

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が、しかし。

そんな余裕も長くは続かなかった。


段々と顔が火照り、緩い吐き気と倦怠感が襲う。
(しかし実際に吐くことは、結局一度も無かった)

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更に微熱が出て、下がらない。

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やはり劇薬。

身体は正直だ。
いくら元気な自分でも(いや、癌なんですけどね)さすがに副作用は出てしまうものなんだ…と少し落ち込んだ。

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はじめての抗癌剤投与はこうして終わり、
翌日には退院して日常生活に戻ったのでございます。





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by majissukaaa | 2014-03-16 19:27 | Comments(19)
2014年 03月 11日

はじめての入院

ところで私は今まで大きな病気をしたこともないし、
風邪も滅多に引かないし、
床に落ちた饅頭位だったら平気で食べる側の人間なので
(落ちたマカロニサラダを食べる知人が居ますが、そこまでのレベルには達していません)
今まで入院というものをした事がありません。

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初回の抗癌剤投与は入院して行いました。

スケジュールはこうだ。

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2012年
3月22日入院
3月23日抗癌剤投与
3月24日退院


ちなみに、効果の異なる抗癌剤を二種類やります。
より癌細胞をこらしめる為です。

1ヶ月の休薬期間を経て、およそ6ヶ月間投与しました。
お薬の種類はこれと

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これです。

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こんな感じのスケジュールで
打って打って打ちまくりました。



話が逸れましたが、
私にとっては初めての抗癌剤であり、初めての入院なのです。

何を用意すればいいのかさえ分からない。

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意味もなく靴下を多めに用意してみたのだけれど、意味があったのかはよく分かりません。お洒落は足元からです。

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ポイント10倍セールで購入したキャリーバッグに荷物を詰めて、旅行気分で病院に向かう。
この時の私は何故だか無駄に化粧をバッチリ決めていた。


女性患者だけのフロアの、6人部屋に入院することになりました。

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病院特有のベッドの硬さや、静けさにどうしても慣れない。

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初日は、血液検査やその他検査(失念した)をして夕方には全てが終わった。

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ここで私は重大なことに気付くのであります。


入院…


病院…


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そう、暇だ。

ド暇!

する事がない。
ないんですよ、奥さん!

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病院内をひたすら徘徊して時間を潰した。
(怪しいやつだと思われていた可能性が高い)



私が入院したのは、女性患者だけのフロア。


ふと目に止まったのは、妊婦さん。

同じフロアには、恐らく子宮癌の治療で入院している患者さんも居た。

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うまく書けないけれど、複雑な気持ちになった。
人生なんてどうなるか分からないんだな…。
病気知らずの自分もうっかり癌になっちゃってるし…。




こうして、わたしの入院初日は厳かに
幕を閉じたのであります。

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次回はいよいよ初めての抗癌剤投与です。(この煽り、しつこいな)
つじの身体は一体どうなってしまうのか…!?






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by majissukaaa | 2014-03-11 23:22 | Comments(2)
2014年 03月 06日

番外編:失敗したヅラ達

今回は、番外編として失敗したヅラ達をご紹介します。

まずはこちら。

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奇抜だ。
奇抜すぎる。

どのツラ下げて仕事に行こうというのだろうか。


そしてこちら。

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暑すぎて夏を越えられない。
重さもあり、常用するには厳しい。

また、絡まりやすい。


最後にこちら。

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デザインは非常に可愛くて、その後、色違いの黒をつじヅラ二代目として愛用することになるのだけれど、明る過ぎる色はヅラヅラしちゃってお勧めしない。

ファッション関係のお仕事とか販売員の方とかならばいいのかも知れない。

まっとうな会社員の私には派手すぎた。


最後に番外編。

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こんなものが世の中にあるなんて!と感嘆。
髪の毛だけではなく全身の毛が抜けるにあたり、眉毛どうしよう…!と慌てて購入したものの、結局使うことはなくヤフオク行きに。

ちなみに、眉毛は書き続けることで定着するタイプのアイブロウと前髪長めのヅラでどうとでもなりました。

まつげも、普段からつけまつげ愛用だった為、秘技つけま二枚重ねにより、平気でした。

このあたりの厚化粧関連の話もいずれ描きたいと思います。


そして次回はいよいよ、はじめての抗癌剤投与のエピソードです!




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by majissukaaa | 2014-03-06 11:04 | Comments(6)